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エアロゾル・微粒子(例:PM2.5やナノ粒子)について、
実態調査から人体影響およびその対策までを広く扱う学会です。

日本エアロゾル学会について

エアロゾルとは,気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体を指します。日本エアロゾル学会は,エアロゾルに関心のある大学や企業などの研究者,技術者が集まって,1983年8月に組織されたエアロゾル研究協議会が発展,改組されたもので,1992年7月に新しく学会として発足しました。
現在,個人会員および学生会員が約500名,法人会員が約50社であり,国際エアロゾル学会連合に登録されている学術機関です。
本学会には,医学,薬学,農学,工学,理学など広い分野の人が参加しており,各分野の研究者,技術者が,エアロゾルを通じて,横の研究交流情報交流を重視していることが特徴です。応用分野も今後も大きな発展が期待されている,環境,材料,医薬,エネルギー,クリーンルームなど多岐にわたっており,本学会が国内のみならず国際的に果たす役割も重要となっています。

エアロゾルとは

気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体をエアロゾル(aerosol)と言います。エアロゾル粒子は,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (dust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。エアロゾル粒子の性状は,粒径や化学組成,形状,光学的・電気的特性など多くの因子によって表され,きわめて複雑です。その上,例えば粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり,また個数濃度についても,清浄空気の10個/cm^3程度から発生源近傍の10の6乗~10の10乗個/cm^3程度まで 7~8 桁にもわたり,さらに最近の超クリーンルームにおいては10の-5乗個/cm^3程度まで要求されるようになっています

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